外で騒ぐな今日が終わる!の思想

みんなパンクがすき?ロックがすき?音楽がすき?踊るのすき?すき?騒ぐのがすき? かみすき?え?SEXがすき?
すき焼きがすき?好き?大好き?単純にすき?すき家がすき?吉野家?Mac?マッキントッシュ?すき?きみが好き。大すき?
やれる?やらんのかい?やれるんかい?ヤン?ヤンヤン?
どうだい?兄弟姉妹?おばあちゃん、もしくはおじいちゃんがすき?電子すき?分子すき?良いすき?ワルすき?平和がすき?戦争がすき?
好きなの?はっきりしようぜ?はっきりしないのがすき?日本すき?北海道すき?サッポロ?札幌?道産子がすき?
わかる?わかんない?ジャスティスがすき?大好き?すきすぎ?しらねぇ?知らないのすき?大すき?モリモすき?モリモリモーリ?だいすき?
すき?大すき?
今日はもう「すき?」か「大すき?」って言葉だけでがんばれば一日いける、と思う。あと各自努力はあると思うけど。
まあ別に「ワッショイ」でもいいし、「ウェーイ」でも何でもいいんだけど、まあとにかくそれでもいいし、そうじゃなくてもいい、という特別な日で、こんな日はあんまりないのである。
知り合いはそれなりにいるけど、みんな忙しそう。でもあんまりかまって貰えなくても大丈夫。過剰な情報量と音楽すきというみんなのヴァイブスのおかげで、昨年も楽しかった。こんなことが地元でもあればなと思う。
ただ、こんなに楽しい日も目の前に警察署があるので、彼らが本気になれば一瞬で終わる。ここはまじ、調子に乗らず気をつけよう。
警察は銃とか持ってるし、逮捕や勾留、裁判しないといけなくなる、場合によっては国外に、追放されたり、解散させられたりする。
そうなると、すきとか、大すきは、ゼロになってバラバラに引き裂かれる。今日が終わってしまうし、場合によっては、この会も未来永劫終わってしまう可能性もある。普通に真顔でめっちゃ怒られる。そうなると悲しい。
そのために、外の張り紙には「外で騒ぐな今日が終わる」と書かれている。まじで終わったら困るので、みんなで「すき」を守るために、外でなるべく騒がない様にするしかない。
これ。意外と難しい。
金があるイベントではないしできることは限られている。警備員とか、セキュリティとか、アルソックなんて居ないのである。
対して我々の様な無責任な客(と、出演者、スタッフ)は外でタバコが吸いたいし、さらに、「さっきのライブまじでやばかったわー」みたいな話をしたくてしょうがないので、抑えることは非常に困難で、そして小声で話す様な話でもないため、ちょっと大きめに「やばすぎるっしょ」とか「まーじやばい」とか言う。大きな声じゃないと、なんかそのヤバさがあんまり感じが出ないので、しょうがなく我々も少し大きめに言わざるを得ないという事情もあると思う。そうしていくうちに外に30人ぐらい溜まって外で騒ぐのである。
受付をやってくれているお兄さん、お姉さんたちも、腹のなかではタバコ吸いたいし、叫んだり暴れたり、訳わかんなくもなりたかったりもしている。平常心を装ってるが、気を抜いたら崩壊するかも?と頭に過るのでなんとかみんなでなっている会なのだ。
「外で騒ぐな今日が終わる」というこのチラシにはなんの法的な効力もない。まあ、ぶっちゃけ、なんの力もない。何も意味のない駅や学校の張り紙と同じだ。しかし、この張り紙を見て、今日が終わらない様に、グッとこらえ、周りをうろうろしたり、声を掛け合うしかない。
それは、何だか盛り上がってるところを邪魔する様なマジメな偉そうな奴の言葉ではない。外で騒いで中止になったり、なりかけた、これまでの失敗の歴史から学んだ過去からの「教え」なのである。
私たちはここにいる人だけではなく、これまでの巨大な人類の営みの最前線として、警察署の前でこの「the Justice」を開催するんであって、すき!大すき!だけで乗り切れるための行動を惜しまずにはいらない。私はなるべく昨年も「あっ、さっきも警察来たんで、ちょっとこっち側にやりましょう」みたいなことを5回は言ったと思うし、2回ぐらいは逆に注意された。
アナーキズムとは、政府や警察ではなくて、個人の合意の元に何かを決定したりすることで人々が暮らせるのでは?という考え方である。
アナーキスト、ヒッピー、パンク、色々な言い方になってるけど、要は、金や権利や法律で勝手にぶんだんし支配しようとする方々に「ゆうこと聞くような奴らじゃないぞ」という態度を示すことだとおもう。
ただここで毎回難しい問題に直面する。言う事は聞かない、警察や国家や宗教に頼らない。ここまではいい。政治や資本主義、暴力などの問題を語るのも多いに結構だ。
常に問題になるのは、「えっと。じゃ、どうする?」ということだ。
これはやっぱ現在まであんまり答えの出ない難しい問題だ。
私たちは、じゃ、どうしたらいいの?
難しいというか、政治も警察に頼らないとしても、現実的には、告知をしないと参加者がいない、ブッキングしないと演者がいない、お金がないと交通費、場所代が払えない、赤字だったらどうしよう?タイムテーブルが押してるぞ、あいつが居なくなった!とか色んなことをこなさないといけない。
言うはヤスシ、やるはムズシなのである。
実際問題、誰か刺されたらとか、撃たれたりとか、死んだりしたら、本当にすぐに警察や救急車を呼ばないといけないと、流石にアナーキストの自分でも思う(その点はこの場所の利便性があると思う)。そこまで行かなくても、私たちの想像を超えるような暴力には、私たちのコミュニティーでの解決策が今のところないので、暴力はよくない。解決できないことは起きない様にするしかないのである。
ほかにも、めんどくさい事がたくさんある。体調管理も大事、仕事が、家族が、友達と喧嘩した、むかついた、拗れた、などなど、それぞれができるキャパが限られてる中で、この日を迎える。
だから、みんなに少しずつでも相談しながら、それを担ってくれるひとを増やすしかないし、一つ一つこなしていくしかない。
みんなでやんないと無理な事だらけなので、みんなでやるしかない。でも誰かが引っ張ってくれないと、どうしていいか分からなくなることも多い。また、これは基本的にはお仕事ベースの話ではないので、お願いベースの話なのであるから大変だ(経費除く)。
過去の反省から学び、未来に繋がることができるのか。今日私たちは再び問われているのである。
あと、居酒屋モリモ亭のカウンターの中にも入ってはいけない。去年、みどり氏がコンビニクジで当てた景品を飾ろうとして中に入って、モリモ氏はめっちゃくちゃブチギレてた。
モリモ氏がキレるとご飯が出てこなくなるので、なるべくご機嫌でいて欲しい。
外では騒ぐな今日が終わる。
モリモのカウンターの中には入るな、飯が出てこない。
兄弟姉妹。同志社君。
むつかしいことは言わない。
これだけは、みんなで頑張ろうではないか。
